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東北6県の食を盛り込んだ「東北福興弁当」 47万食突破の駅弁シリーズ第8弾

県ごとに6つに仕切られたおかずと2種類のご飯を詰め合わせた「東北福興弁当~共に歩む~」

県ごとに6つに仕切られたおかずと2種類のご飯を詰め合わせた「東北福興弁当~共に歩む~」

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 東北6県の食をふんだんに盛り込んだ幕の内弁当「東北福興弁当~共に歩む~」の販売が10月1日、JR仙台駅構内の駅弁売り場で始まった。

ご飯にも「会津産“高田梅”漬け」「“佐助豚”ねぎみそ焼き」などがのる

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 東日本大震災からの復興を願い、日本レストランエンタプライズ(NRE)仙台支店(仙台市青葉区中央1)が中小企業基盤整備機構東北本部と連携して2011年10月から展開している「東北福興弁当」シリーズ。第1弾から第7弾までの通算出荷数は47万食を突破し、駅弁の幕の内弁当としては異例のヒット商品になっているという。

 第8弾となる今回も、国の認定(地域産業資源活用事業計画および農商工等連携事業計画)を受け、復興支援事業を活用した東北各地の事業者による食品を弁当に詰めた。NRE仙台支店調理センター営業部担当者は「復興に向け食産事業者が着実に前に歩んでいることを広く全国に発信し、応援したい」と話す。

 献立は、宮城「宮城県産小女子(こうなご)とギバサの和(あ)え物」「揚げかまぼこ“遊里揚”(ゆりあげ)」、青森「青森県産帆立生姜味噌(しょうがみそ)煮」、秋田「ふろふき大根~秋田県産ほおずきジャム味噌田楽」、岩手「北三陸産わかめと玉葱(たまねぎ)のかき揚げ」「鮭(さけ)の味噌漬け焼き~岩手県産大豆の味噌使用」、山形「山形いも煮風炊き合わせ」、福島「鶏肉の甘酒漬け焼き~福島県醸造元の甘酒使用」「福島県産若桃の甘露煮」など。ご飯は「白御飯~宮城県産“ひとめぼれ”米使用」「青森県産さめだしと秋田県産鮭(さけ)しょっつるの茶飯」。

 商品名に英語・中国語・韓国語の表記を添えるなど外国人客へのアプローチも図り、1年間で6万~7万食の売り上げを見込む。担当者は「東北には、かけがえのないその土地ならではの食や風景、物語がある。東北福興弁当と共にレールの旅をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 価格は1,200円。JR仙台駅構内のNRE駅弁売り場7店舗(「駅弁屋 祭」を含む)のほか、JR東京駅「駅弁屋 祭」、東北新幹線「やまびこ」の一部車内で販売する。販売期間は2019年9月末まで。第10弾まで継続する予定。

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