ヒレアシ甲子園に仙台うみの杜水族館「ゆうき」出場 「ちゅぱちゅぱ」で頂点狙う

仙台うみの杜水族館からヒレアシ甲子園にエントリーしたゴマフアザラシの「ゆうき」

仙台うみの杜水族館からヒレアシ甲子園にエントリーしたゴマフアザラシの「ゆうき」

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 全国の水族館や動物園で飼育されているアシカやアザラシ・セイウチなどが一芸を競い合うイベント「ヒレアシ甲子園」が3月16日、始まった。仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4)からはゴマフアザラシの「ゆうき」が出場している。

一発芸の「ちゅぱちゅぱ」

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 「世間にまだ知られていないヒレアシ類の面白さ、かわいいしぐさや行動、能力などについての理解をさらに深めたい」と、東京・池袋のサンシャイン水族館を運営するサンシャインエンタプライズ(東京都豊島区)が企画した。ヒレアシ類(鰭脚(ききゃく)類)は手足がヒレ状の形をしている動物で、アシカ科、アザラシ科、セイウチ科に分けられる。

 同イベントは「愛される一芸」を持ったヒレアシ類の人気ナンバーワンをウェブ投票で決めるもので、今回が初開催。全国から47頭が出場し、東北では仙台うみの杜水族館のほか、浅虫水族館(青森)、男鹿水族館GAO(秋田)、秋田市大森山動物園(秋田)、鶴岡市立加茂水族館(山形)から各1頭がエントリーした。

 仙台うみの杜水族館を代表して出場した「ゆうき」は、来館者と遊ぶことが大好きという6歳の雄。2011年3月29日に北海道小樽市の「おたる水族館」で誕生し、東日本大震災の被災地を勇気付ける存在になるようにと名付けられ、2012年春に松島水族館にやって来た。2015年の同館閉館に伴い、現在は仙台うみの杜水族館で飼育されている。

 ゆうきの一発芸は「ちゅぱちゅぱ」。「舌を『ちゅぱちゅぱ』と出し入れするしぐさで、トレーニング中など、頑張っているときに癖で出てしまうようだ」と仙台うみの杜水族館担当者。「杜の都のちゅぱちゅぱボーイ」をキャッチコピーに優勝を狙うといい、「皆さんを『ゆうき』付けられるよう日々トレーニングを頑張っているので、応援していただければ」と呼び掛ける。

 特設ページでエントリーした47頭の写真とプロフィル、一芸動画を公開。同ページ上で投票ボタンがクリックされた数と、生き物特化型ウェブサービス「いきものAZ」内でのアクション数(好き数・個体日誌投稿数)を基にランキングを決める。人気ナンバーワンに選ばれた「ヒレアシチャンピオン」の飼育園館には優勝旗、地域ごとのナンバーワンに選ばれた「ご当地No.1ヒレアシ」の飼育園館には表彰盾を授与する。

 投票締め切りは4月15日で、20日に結果を発表する。

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