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仙台・榴ヶ岡駅そばにお茶カフェ「一茶」 30種類から2杯、楽しみ方それぞれ

お茶カフェ「一茶」店内。カウンター席と販売スペース(右奥)を用意する

お茶カフェ「一茶」店内。カウンター席と販売スペース(右奥)を用意する

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 JR榴ケ岡駅そばにお茶カフェ「一茶 iccha(いっちゃ)」(仙台市宮城野区宮城野1、TEL 022-355-6468)がオープンして2カ月がたった。

ダブルウオールグラスで提供するお茶

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 「お茶の長州園」(太白区長町1)の姉妹店となる同店。代表の長田みな子さんは2013年に家業を継いで仙台の店を見て回り、紅茶やコーヒーの専門店が増えている一方でお茶店に活気がない様子を見て「緑茶離れ」を感じたという。「東京や京都では気軽に入ってお茶をおしゃれに飲むことができるお茶屋さんがたくさんある。小さくてもいいので仙台にも気軽にお茶を楽しめる店を作りたい」と1月11日、同店を開いた。

 店舗面積は約10坪、席数はカウンター9席。緑茶を中心とした日本茶をはじめ、ハーブティーやフレーバーティーなど常時約30種類を提供。「いろいろなお茶を楽しんでもらえるように」と、定番の緑茶以外は定期的に入れ替える。現在のラインアップは、同店オリジナルの「純金茶」「やぶ北煎茶 葵(あおい)」「やぶ北煎茶 福寿」「玉露芽茶 夢ごころ」「玉露粉茶 夢しずく」「静岡 抹茶入玄米茶」「やぶ北 くきほうじ」など。

 2枚セットのコイン(390円)を販売し、コイン1枚と引き換えにお茶1杯を提供する。「店内で1杯飲んで2杯目はテークアウトにする方や、ペアで1杯ずつ飲まれる方などさまざま。2杯目を次の来店時に使う方も多い」と長田さん。コインに使用期限は設けていない。

 店内では50種類以上の茶葉をはじめ、茶器や茶菓子なども販売。お茶1回分を個包装にした「一煎茶シリーズ」(各約10グラム入り、30円~200円)が人気で、「いろいろな種類を買って自分で楽しんだり、プレゼントに利用したりする方が多い」という。

 オープン前は30代以上、特に60~70代の客層を見込んでいたが、オープン後は6割が20代で、男性客が半数。「驚いている。若年層にも受け入れられているようでうれしい」と長田さん。

 「ペットボトルが主流になって、若い人たちがどんどん本当のお茶の味を忘れていってしまっている。お茶は一つ一つ味も色も違い、日本人として世界に誇れるもの。店を通して緑茶の良さを広めていきたい」と話す。

 営業時間は8時~19時。月曜定休。

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