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仙台・東一市場に大豆専門店「豆○」 消費拡大へ大豆製品やカフェメニュー提供

木目や竹などを使い和の雰囲気でまとめた「豆○」店内。「落ち着いた空間でゆっくりしていただければ」

木目や竹などを使い和の雰囲気でまとめた「豆○」店内。「落ち着いた空間でゆっくりしていただければ」

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 仙台市青葉区の東一市場内に大豆専門店「だいず屋 豆○(まめまる)」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-217-6626)がオープンして1カ月がたった。

豆乳スムージーと豆○サラダサンド

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 国産大豆・在来種・有機大豆など希少な大豆品種を販売する大豆専門の卸問屋「大豆カンパニー」(美里町)が8月5日に開いた同店。店舗面積は4坪。国産大豆を使った豆乳スムージーや甘味、こだわりの大豆製品を販売するほか、カフェスペース(カウンター5席)も設ける。

 同社の本木純社長は「数年前に研修でシンガポールや台湾を訪れた際、豆乳や豆腐を朝からたくさん食べている姿を目の当たりにした。日本にも大豆食品の素晴らしい文化があるにもかかわらず消費量が減っている現状に、もっと日本人も大豆製品を食べなくてはいけないと思った」と話す。

 商品のラインアップは、「すずほのか」(宮城県大郷町産)、「秘伝」(山形県上山市産)、「雪化粧」(北海道乙部町産)など、国産大豆を使った手作り納豆「大豆カンパニー納豆シリーズ」(8種類、各180円)、1年以上熟成したしょうゆに再度同じ原料を投入してさらに1年以上寝かせた「天然醸造 再仕込み 濃醇(のうじゅん)むらさき」(850円)、加美町の有機米と北海道産の大豆・自然塩のみで仕上げた「3倍麹味噌(こうじみそ)」(1,200円)のほか、いり豆、豆菓子、大豆ミート、ピクルス、豆腐など。

 カフェメニューは、国産大豆を使った無調整豆乳「純豆乳」(250円)、大豆あんをふんだんに挟んだ「豆○オリジナル大豆餡どら焼き」(280円)、濃厚豆乳と牛乳で作った優しい甘さの「豆乳ソフトクリーム」(300円)、純豆乳と地元野菜や果物などを使った「豆乳スムージー」(小松菜バナナ・いちごラズベリー・マンゴーパイン・にんじんオレンジ、各500円)、無調整豆乳と有機甘酒をブレンドした「豆乳甘酒」(500円)、自家製豆サラダとベーコンエッグや野菜を挟んだボリューム感のある「豆○サラダサンド」(600円)を提供する。全てテークアウトに対応。「多くの大豆を楽しんでいただきたい」との思いから、豆乳やソフトクリーム、スムージーに使う大豆は毎月変える。

 メインターゲットは「美や健康の衰えを意識し始める30~60代の女性」。本木社長は「おいしくヘルシーな大豆製品で心も体も健やかになっていただきたい」と話し、「大豆や大豆製品の素晴らしさを多くの方に広めるべく、今後も店舗展開していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

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