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仙台文学館で「100万人の年賀状展」 一般作品600点、ご当地キャラに文学者も

台原中学校の生徒による作品。会場には絵はがき愛好サークルからの作品も

台原中学校の生徒による作品。会場には絵はがき愛好サークルからの作品も

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 仙台文学館(仙台市青葉区北根2、TEL 022-271-3020)1階エントランスロビーで1月11日、新春ロビー展「100万人の年賀状展」が始まった。

ゆるキャラからの年賀状

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 参加型の企画を通して同館に足を運ぶきっかけをつくろうと、2003年から毎年同時期に開いている同展。一般から広く年賀状を募集し、寄せられた作品を展示する。

 今年は市内を中心に県内外から約600点の応募があった。干支(えと)の「酉(とり)」にちなんで鳥を描いた年賀状が多く、会場には絵手紙や手描きのイラスト、写真をデザインしたものなど、個性的なものが並ぶ。「添えられた文章には酉に掛けた文面もあり、見ていてとても面白い」と同館担当者。

 仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」や気仙沼市観光キャラクター「海の子ホヤぼーや」をはじめとするご当地キャラクターや在仙放送局のキャラクターから寄せられた年賀状も展示。土井晩翠や島崎藤村など同館所蔵の「文学者たちの年賀状」も併せて紹介する。

 同館担当者は「個性あふれる年賀状の数々。一枚一枚、応募いただいた皆さんの思いが詰まっているので、大事に見て楽しんでいただければ」と話す。「まったく知らない人の年賀状でも、言葉や絵柄などを通して心の交流を持っていただけるのでは」とも。

 開館時間は9時~17時。ロビー展のため入場無料。月曜、1月26日休館。2月12日まで。期間中、同館正面玄関には仙台の伝統的な門松を設置している。

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