仙台市科学館で「きのこ展」 200種一堂に、毒キノコや鑑定コーナーも

昨年の「きのこ展」は開催前にカエンタケが仙台近郊で確認され、注意を呼び掛ける報道が相次いだことも影響し、過去最高の来場者数となった

昨年の「きのこ展」は開催前にカエンタケが仙台近郊で確認され、注意を呼び掛ける報道が相次いだことも影響し、過去最高の来場者数となった

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 スリーエム仙台市科学館(仙台市青葉区台原森林公園、TEL 022-276-2201)3階エントランスホールで9月24日・25日、秋の恒例イベント「きのこ展」が開かれる。仙台市教育委員会と仙台キノコ同好会の共催。

栽培キノココーナー

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 宮城県内に生育するキノコの実物を鑑賞する場を市民に提供し、キノコの分類に関する知識を広めることを目的に、15年以上前から同時期に開催。キノコ採りに訪れる年配者や若者・子どもなど幅広い層で毎年にぎわいを見せ、昨年は2日間で過去最高となる4300人以上が来場した。

 今年も、仙台近郊で採集したキノコ約200種を科や属ごとに分類して展示。シメジやマイタケ・ナメコなどの栽培キノコを紹介する「栽培キノココーナー」、毒キノコについての注意喚起を行う「要注意!毒キノココーナー」、来場者の持ち込んだキノコの鑑定や相談に応える「キノコ鑑定コーナー」なども設ける。

 市民の関心が高い県内各エリアのキノコの放射線量測定値も公開。東北大学大学院理学研究科准教授で放射線取扱主任者の木野康志さんによる講演「キノコの放射能汚染」(13時~)も予定。

 同館担当者は「このキノコにはどういう特徴があって、どういう所に生えているのかなど、キノコについて幅広く知ってもらうきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~16時。入場無料。

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