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宮城・大和町に会員制ドローン練習場 社内実験用の土地を無料開放

施設利用の様子。さえぎるもののない広い土地でドローンを飛行させることができる

施設利用の様子。さえぎるもののない広い土地でドローンを飛行させることができる

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 宮城県大和町に4月1日、会員制ドローン・マルチコプター専用屋外練習場「ブーメラン仙台」(大和町落合蒜袋沢目)がオープンした。運営は、コンテンツ事業やセキュリティー事業などを手掛けるファナティック(仙台市青葉区中央4、TEL 022-738-7828)。

1080坪の土地を用意するブーメラン仙台

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 市場拡大が見込まれるドローン事業開拓のため、「具体的に何をやるというよりは、まず数機購入してみた」という同社の石田一浩社長。しかし、公園や河川敷などにも飛行規制が広がり、「飛ばす場所に悩んだ」という。

 操縦技術を高めるためにもビジネスモデルを検討するためにも「どうしても飛ばす場所は必要」と、社員用に場所を確保。「自分たちも毎日飛ばすわけではないので、同じように場所がなくて困っている方も多いと思い、用意した場所を開放しようと考え」同施設をオープンした。

 施設面積は約1080坪。現在はスペースのみの提供で、今月末には電気・ネット回線を整備する予定。利用には無料の会員登録とドローンの保険への加入が必須で、航空法に定められた飛行ルールを利用者各自が確認し、厳守して利用する。

 すでに約20人が会員登録を行っており、3割程度が関東圏の利用者だという。「趣味・研究を問わず、飛ばす楽しみを持つ人たちが、その経験を通じて意見交換など有意義な時間を共有できる場所にしたい」と石田社長。「ドローン操縦の練習やさまざまな実験、試験飛行などに利用いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は、午前の部=9時~12時、午後の部=13時~16時。それぞれ1グループ3時間貸し切りで、利用3日前までに電話またはメールでの予約が必要。今後は講習会やドローン貸し出しによる操作講習などの有料プランも予定する。

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