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ニッカ「シングルモルト宮城峡」がリニューアル ノンエージ商品で安定供給へ

中身とパッケージを刷新した「シングルモルト宮城峡」(右)と「シングルモルト余市」(左)

中身とパッケージを刷新した「シングルモルト宮城峡」(右)と「シングルモルト余市」(左)

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 アサヒビール(東京都墨田区)が9月1日、子会社のニッカウヰスキー(港区)が製造する「シングルモルト宮城峡」の販売を始める。

シングルモルト宮城峡 シェリーカスク

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 「ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所」(仙台市青葉区ニッカ)のモルトウイスキーのみを使った同商品。アサヒビール担当者によると、スチーム間接蒸留製法で製造された原酒を使い、「華やかでフルーティー、スイートな味わい、シェリーたる熟成原酒由来の甘く滑らかな口当たり」に仕上げたという。

 ハイボールの全国的な人気や、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響などを背景に、ウイスキーに対する関心が高まりを見せている。「より本格的なウイスキーを楽しみたい」というニーズからシングルモルトウイスキーも注目を集め、ニッカウヰスキーの余市・宮城峡蒸留所のシングルモルトの今年1~5月の販売数量は前年比263パーセントと急拡大。原酒不足も心配される状況となっている。

 両社では「限りある原酒を有効に活用し、より幅広いお客さまに今後も継続的に両蒸留所のシングルモルトを楽しんでいただきたい」と、ラインアップを集約。「シングルモルト宮城峡10年・12年・15年」「シングルモルト余市10年・12年・15年・20年」の販売を8月末で終了し、9月からは新たな中味とパッケージに刷新した「シングルモルト宮城峡」「シングルモルト余市」を販売する。貯蔵年数を示すエージング表記をなくして幅広い原酒を使うことで、シングルモルトを安定的に供給したい考えという。

 50ミリリットル、180ミリリットル、500ミリリットル、700ミリリットルの4種類を用意し、価格はオープン(参考小売価格は560円~4,200円)。個性をより強調した「シングルモルト宮城峡 シェリーカスク」「シングルモルト余市 シェリーカスク」(各700ミリリットル、オープン価格)も各3000本限定で販売する。

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