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「むすび丸」水産バージョンお目見え 宮城の水産業復興に一肌

青のねじり鉢巻きがトレードマークのむすび丸水産バージョン。宮城の豊かな海で大物を釣り上げる(イメージ)

青のねじり鉢巻きがトレードマークのむすび丸水産バージョン。宮城の豊かな海で大物を釣り上げる(イメージ)

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 仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」の水産バージョンがお目見えした。

むすび丸水産バージョンの後ろ姿

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 2007年3月8日、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」のシンボルマークとして誕生したむすび丸。2008年3月には全身が登場し、現在では仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局仙台・宮城観光PR担当課長として、甲冑(かっちゅう)・祭り・スポーツの3バージョンのコスチュームを着こなし県内外での公務に当たっている。

 震災から4年4カ月が経過し、「宮城県の水産業は着実に復旧しつつあり、漁業や養殖業は震災前の7割程度まで生産が回復。魚市場の水揚げは震災前のレベルまで回復している」と話す県水産業振興課担当者。「水産加工の生産体制も整いつつあるが、販路の回復に苦戦している状況にある」という。

 そうした現状を踏まえ、むすび丸が県産水産物の販路回復・消費拡大に一肌脱ぐこととなった。同担当者は「むすび丸自身の好物でもある宮城の水産物をどんどん売り込んでいくことで、県民の皆さんだけでなく全国の皆さんにもPRできれば」と活躍に期待を寄せる。

 青・赤・オレンジ・ピンク・紫・黄色・緑のカラフルな波模様がデザインされたはっぴと、頭に巻いた青色のねじり鉢巻が印象的な新コスチューム。はっぴには、昨年11月に制定された「毎月第3水曜日は みやぎ水産の日」「宮城の水産物を食べよう!」の文字が書かれている。ねじり鉢巻きは「色は水産、ねじり鉢巻は魚屋さんや漁業者の皆さんをイメージした」(同)という。

 新しいコスチュームに腕を通したむすび丸は、「宮城の水産物や水産加工品の魅力を全国の皆さんへお伝えできるかと思うと、今から腕が鳴ります」と意欲満々。「宮城の水産加工品がおいしいってことを知ってもらって、実際に宮城に来て新鮮な魚介類を味わってほしいです」と呼び掛ける。

 8月3日の県知事定例記者会見でお披露目され、夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区港3)で8月8日に始まった「みやぎ元気まつり」でデビュー。今後は毎月第3水曜の「みやぎ水産の日」の販売会や、魚市場祭り・物産展・展示会など水産関連を中心とするイベントに登場する。

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