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仙台七夕まつり開幕 終戦後の復活から70回目、青空の下3000本の竹飾り

青空の下で始まった戦後70年目の仙台七夕まつり。初日から多くの観光客や市民でにぎわいを見せている

青空の下で始まった戦後70年目の仙台七夕まつり。初日から多くの観光客や市民でにぎわいを見せている

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 仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が8月6日に開幕し、初日から多くの市民や観光客らでにぎわいを見せている。

浴衣姿でアーケードの七夕飾りを楽しむ子どもたち

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 藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、現在では東北三大祭りの一つとして毎年200万人以上が訪れる同祭。今年で戦後復活70回目を迎え、仙台市では「戦後の1946年、10年ぶりに復活し、当時の新聞に『涙の出るほど懐かしい』と報じられてから70回目の開催となる。長い時間を経ても市民に変わらぬ思いで愛される杜の都の夏の風物詩をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 今年も市内中心市街地や各商店街には、約 3000本の竹飾りや吹き流しが設置された。伝統的な七つ飾りをはじめ、絢爛(けんらん)豪華な吹き流し、仙台名物やアニメのキャラクターをあしらったもの、個性的な形のものなども登場し、市民や観光客の目を楽しませている。

 期間中は、さまざまな関連イベントも実施。勾当台公園市民広場・定禅寺通グリーンベルト・つなぎ横丁では「おまつり広場」と題し、飲食ブース、七夕の歴史と物語の紹介、七つ飾り作成体験、短冊書きコーナー、盆踊り、ステージイベントを展開。定禅寺通グリーンベルトには、「ひこ星に恋する織り姫の思いに、この街の繁栄と平和を願う人々の熱い思いを乗せた」というハート型のアーチにLEDイルミネーションを装飾した「光のトンネル」や、仙台七夕をモチーフにした切り絵をデザインした30基のあんどん、戦後復活70回記念モニュメント「幸せのピンクツリー」も設置する。開催時間は10時~21時(点灯は18時から)。入場無料。

 瑞鳳殿(青葉区霊屋下)では、参道百段や本殿周囲を竹灯篭(どうろう)でともし、幻想的な雰囲気を演出する「瑞鳳殿七夕ナイト」を開催。隣接する広場では、「しの笛の演奏」(18時~18時50分)、「森のコンサート」(19時~21時)も行う。開催時間は18時~21時。入場料は550円。

 仙台城跡ではナイトイベントとして、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」による夜間演武をはじめ、県内のご当地キャラクターによる「仙台城跡ゆるキャラサミット」(6日17時~)、環境を考えながら楽しむ「仙台城跡エコナイト」(7日17時~)、各地の武将隊が集合する「東日本武将隊サミット in 仙台城跡」(8日17時~)を予定。伊達政宗騎馬像や石垣も同祭限定カラーでライトアップを行う。開催時間は17時~20時。入場無料。

 同祭協賛会事務局では期間中、延べ210万人の人出を予想する。8日まで。

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