仙台管区気象台が4月9日、仙台の桜(ソメイヨシノ)の満開を宣言した。
平年より7日、昨年より2日早く満開を迎えた仙台の桜。同気象台では「3月は大陸からの冷たい空気が流れ込みにくかったため、南からの暖かい空気が入り込みやすく、気温が高く推移していたためと考えられる」としている。
市内の桜の名所では、日中から花見を楽しむ市民でにぎわいを見せている。ソメイヨシノ、シダレザクラ、エドヒガン、ベニシダレなど19種類・約370本の桜を楽しめる榴岡公園(仙台市宮城野区五輪1)は現在5分咲き。4月10日から恒例の「さくらまつり」を開き、飲食屋台の出店やライトアップ(18時~21時)を実施する。同祭担当者は「いろいろな種類の桜があるので、長くお花見を楽しめる。ソメイヨシノは今が見頃、シダレザクラは来週ごろまで楽しめるのでは」と話す。今月29日まで。
西公園(青葉区桜ヶ岡公園)は現在7分咲き。ヨシノザクラを中心にシダレザクラなど約210本の桜を楽しめる。すでに花見広場が設けられ、日没~22時(金曜は23時)にライトアップを実施するほか、屋台ブースや桟敷席も用意している。今月下旬まで。
約50種類・約750本の桜を誇る三神峯公園(太白区三神峯1)も現在7分咲き。4月27日まで飲食販売ブース(10時~17時)を設ける。