伊達武将隊、「全国武将隊天下一決定戦」で銀の太刀獲得-敗者復活から2位に

「全国武将隊天下一決定戦」で見事、第2位を獲得した伊達武将隊

「全国武将隊天下一決定戦」で見事、第2位を獲得した伊達武将隊

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 東京・新宿で1月24日に開催された「第参回 全国武将隊天下一決定戦~宴~(えん)決勝大会」で、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」が2位の座を獲得した。

決勝の舞台で堂々とした演舞を披露する伊達武将隊

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 「全国の武将隊文化の向上」を目的に、2013年から開催されている同大会。「天下一」の称号を懸け、日頃磨いている「演舞(パフォーマンス)」を「技術」「美しさ」「力強さ」「エンターテインメント性」「歴史的観点」で競い合う。

 今回は全国11の武将隊が参加。昨年9月に名鉄ホールで予選大会、同12月に中部国際空港セントレアで敗者復活戦を実施。伊達武将隊をはじめ、「忍城おもてなし甲冑隊」「熊本城おもてなし武将隊」「グレート家康公『葵(あおい)』武将隊」「名古屋おもてなし武将隊」の5武将隊が決勝戦に駒を進めた。

 敗者復活戦を勝ち抜き決勝の舞台を踏んだ伊達武将隊。約1350人の観客を前に、「さんさ時雨に乗せての扇の舞」「政宗の人生において、彼と共にあった小十郎・成実・常長・黒脛巾(はばき)組・幸村との回想芝居」「戦乱や災害にくじけず、いつの時代も一丸となって戦い続ける東北人の姿を表した剣舞『暁』」の3本を披露。「ともに前へ」をテーマに、「苦しくてもつらくても、われらは一人ではない。震災時に助けてくれた人々への感謝と、東北を必ず復興させるという意志、そして平成の世を必死で生きている皆と共に伊達武将隊は歩んでゆくのだという思いを込めた」(同隊事務局)という。

 結果は、1位=名古屋おもてなし武将隊(大会3連覇)、2位=伊達武将隊、3位=熊本城おもてなし武将隊。3回目の出場で、2位に与えられる「銀の太刀」を見事手にした。

 「敗者復活戦を経験したおかげで、武将隊というものが伝えるべき郷土愛を再認識できた。(敗者復活戦に出場した)彼らの天下一決定戦に懸ける思いを共有したからこそ、2位という結果が出せたのだ。われらと刃を交えた全て武将隊と、応援してくれた人々に感謝したい」と伊達政宗さん(御屋形様)。「初めて太刀を手に入れた喜びと、まだまだ天下一は遠いのだという悔しさとが共にあった。しかし演武後、『東北の思いが伝わった』という声を頂き、われらはやるべきことをやったのだと心からうれしく思えた」とも。

 「銀の太刀は伊達武将隊だけでなく、われらを日々応援してくれるお主たち、われらを一目でも見て縁を結んだ皆々、そしてわれらと共に生きる東北の民、皆で勝ち得たものである。これからも共に歩もう。仙台・宮城のおもてなしの心が、日ノ本中に、ひいては世界中に笑顔の花を咲かせられるように。ともに、前へ」と呼び掛ける。

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