仙台在住の作家・伊坂幸太郎さん原作の映画「アヒルと鴨のコインロッカー」が1月25日、DVDで発売された。販売元は、アミューズソフトエンタテインメント（東京都渋谷区）。

　同作は、吉川英治新人文学賞受賞の同名小説を、中村義洋監督が映画化したもの。大学進学で仙台に引っ越してきた主人公「椎名」が、アパートの奇妙な隣人「河崎」に本屋強盗の計画を持ちかけられるというストーリー。出演は濱田岳さん、瑛太さん、関めぐみさん、田村圭生さん、松田龍平さん、大塚寧々さん、ほか。撮影は「せんだい・宮城フィルムコミッション」協力によるオール仙台・宮城ロケで行われ、映画には仙台駅や東北学院大学、八木山動物公園など県内のさまざまなスポットが登場する。

　2007年5月に仙台先行ロードショーが行われ、同6月から全国で公開。恵比寿ガーデンシネマ（東京都渋谷区）では2日間で約2,200人を動員し、邦画では同館の歴代最高スタート記録となった。全国での興行収入は3億円。中村監督は同作で2007年、現役プロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」という観点で選ぶ監督賞「新藤兼人賞」の金賞を獲得した。

　DVDは本編＋特典映像の2枚組。価格は4,935円。

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