宮城県出身の「萬画家」・故石ノ森章太郎さんの作品全集がギネスに

ギネスに認定された「石ノ森章太郎 萬画大全集」。写真はその一部

ギネスに認定された「石ノ森章太郎 萬画大全集」。写真はその一部

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 宮城県出身の「萬画家」・故石ノ森章太郎さんの作品全集が、「1人の著者が描いたコミック出版作品数の世界最多記録」として「ギネス・ワールド・レコーズ」に認定されたことがわかった。

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 認定されたのは、角川書店が同社グループ創立60周年を記念して2006年2月に刊行を始めた「石ノ森章太郎 萬画大全集」。全500冊で770作品、総ページ数12万8,000という膨大なスケールで、現在まで約330冊が出版されている。全巻セットの価格は617,400円。同社の担当者が、「漫画家の全集としては史上最大になる」ことからギネスに申請。今年に入って、認定証が送られてきたという。

 認定証で「漫画の王様として知られる」と紹介された石ノ森さんは1953年、宮城県登米郡(現登米市)生まれ。佐沼高校在学中の1954年、「二級天使」でデビューし、「サイボーグ009」「人造人間キカイダー」「がんばれロボコン」「仮面ライダー」など数々の代表作を世に送り出す。1989年には漫画を超えた文化の創造を目指して「萬画宣言」を行い、話題となった。1998年1月28日、60歳で死去。

 今年の1月25日は石ノ森さんの70回目の生誕日。宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」(石巻市中瀬)の担当者は「石ノ森章太郎生誕70周年と石ノ森萬画館開館7周年という記念すべき年に、『石ノ森章太郎萬画大全集』がギネスブックの認定を受けたことは非常に喜ばしい。この受賞を機に、『石ノ森萬画』作品がより多くの方々に読まれ、先生の残された功績を改めて認知していただければ」と話す。「770タイトルという数字は生誕70年、開館7周年を合わせたような数字で奇遇を感じる」とも。

 同館では26日から、特別企画展「石ノ森章太郎 マンガのチカラ展」を開催する。

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