仙台のサンモール一番町商店街で4月10日~12日、東北の食材や手作り雑貨などを集めた「伊達美味(だてうま)マーケット」が開かれた。
企画は仙台の印刷会社ユーメディア(仙台市若林区土樋)。同商店街では2009年12月~2013年3月に同様のマルシェが開かれ、再開を望む声が多かったことから地元企業として同社が手を挙げた。伊達美味マーケット実行委員会担当者は「商店街の活性化に一役買えれば」と話す。
コンセプトは「おいしい出会いのある市場」。「毎日の暮らしを温かく、楽しいものにする出合いのある市場を目指している。作り手の思いが込められた商品との出会いはもちろん、生産者の方々やご近所の方々など、人とも出会えるマーケットになれば」
宮城を中心とする東北6県から毎回約40店舗がブースを出店。野菜・果物・米・水産加工品・肉加工品・漬物・総菜・調味料・ジャム・ジュース・コーヒー・パン・スイーツなど、さまざまな食材が並ぶ。伝統工芸品・革製品・陶器・キャンドル・アクセサリーなどの手作り雑貨や、ワークショップやハンドマッサージなど体験型の店舗も。
近隣に住む主婦をはじめ、ランチタイムや夕方には会社員も多く来場し、土曜は家族連れなどでにぎわいを見せた。「地元の方にはイベントというより生活の一部として利用いただきたい」と同担当者。「県外の方々には、仙台には名物以外にもおいしいものがたくさんあること、駅やデパートだけでなくアーケードの中でもおいしいものが買えることを知ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は隔週木曜~土曜の11時~18時。次回は今月24日~26日。