NEXCO東日本東北支社と宮城県道路公社が3月から販売しているETCドライブ割引商品「東北復興観光支援パス『東北周遊プラン』」が好調な売れ行きを見せている。
東北地方の観光復興を目的に企画した同商品。ETC車限定で、東北地方の高速道路が土曜・日曜・祝日のうち連続する2日間、定額乗り放題になる。料金は、普通車=3,500円、軽自動車=2,800円。
対象エリアは、両社が管理する東北6県の高速道路。「片道140キロ以上であれば通常のETC割引よりもお得」とNEXCO東日本東北支社広報担当者。例えば仙台宮城IC~盛岡ICを利用する場合、ETC休日割引に比べ800円安くなる。
販売開始から2カ月が経過し、売れ行きは「かなり好調」(同)。5月10日時点で6600件の申し込みがあり、期間中の目標としていた6100件をすでに超えた。同じエリアの高速道路乗り放題に加え、首都圏との往復通行料金も割安になる「首都圏発着プラン」(普通車=7,500円、軽自動車=6,000円)も発売。こちらの利用者数は340件と伸び悩んでいるという。
当初、インターネットのみで受け付けていたが、「ネット環境がないので申し込めない」という声があったことから窓口を拡大。今月14日から電話や東北6県各ICの料金所事務所(スマートICおよび常磐自動車道相馬ICを除く)での受け付けも始めた。
「この機会にぜひ高速道路をご利用いただき、地元の方はもちろん、首都圏にお住まいの方々にも東北へ足を運んでいただきたい」と同担当者。「食や温泉・自然など東北地方の観光をぜひ満喫していただければ」と呼び掛ける。
利用期間は10月28日まで(8月11日・12日は対象外)。