メディアテークでポーランドアニメ作品上映-子ども向けの新企画で

「おやすみ、クマちゃん」/エデン

「おやすみ、クマちゃん」/エデン

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町2)で7月28日と8月4日・5日の3日間、「子どもと映画」をテーマにした上映会が行われる。

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 同館では2年前から子どもを対象にアニメーション制作のワークショップを開催。今年も7月28日・29日に行われるが、「メディアテークはどちらかといえば学生や大人の利用が多く、子どもは根付いていないターゲットだった」(担当者)こともあり、新たな試みとして「子どもたちに映画の面白さを伝える」プログラムの上映会を企画。「自分たちで実際に制作したすぐ後にクオリティーの高いアニメーション作品を観ることで、別の感動を受けるのでは」(担当者)という狙いも。

 7月28日に上映される「おやすみ、クマちゃん」は1975年~1987年にポーランドの国営放送で放映された人形アニメーション作品。毎回、「クマちゃん」が就寝前の寝室でその日の出来事を話すという内容で、食いしん坊で運動が苦手な「ブタくん」やいたずら好きなウサギの兄弟「ピョコタンとピョコピン」、物知りでしっかり者の「イヌくん」など、個性的な森の仲間が登場。ポーランドやヨーロッパの近隣諸国では原作の童話とともに親しまれている。

 映画はポーランドで放映された104本の中から厳選した10話を集めたもので、今回の上映が日本初公開。「ムーミン パペット・アニメーション」シリーズなどを手がけたポーランド最大のアニメーション・スタジオ「セ・マ・フォル」によるクオリティーの高い映像は世界中で再び注目を集め、8月4日からは東京都写真美術館(東京都港区)ほか全国での上映も始まる。

 8月4日・5日には、「函館港イルミナシオン映画祭」のシナリオ大賞から映画化され、2005年に公開された日本映画「狼少女」を放映。見世物小屋が興行にやってきた昭和のある町を舞台に、小学生の主人公・明が学校で体験する事件を描く。「昭和の風景が随所に登場し、保護者の方も昔を思い出して子どもと一緒に感動できる内容」(担当者)。

 入場料は、一般=1,000円、子供(中学生以下)=500円。8月4日・5日は「浴衣deシネマ」と題し、浴衣で来場すると一般=800円、子供=無料になる。

せんだいメディアテークおやすみ、クマちゃん狼少女

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