JR東日本など3社は共同で、東日本大震災で被害を受けた宮城・岩手・福島・茨城の4県で「アンパンマントロッコ」を3月24日から運行する。
アンパンマントロッコは、2006年に誕生したJR四国が保有する観光車両。瀬戸大橋トロッコとして運転していたキクハ32トロッコ型気動車(通称=シースルートロッコ)の外装と車内を「それいけ!アンパンマン」の世界観に装飾したもの。車内の至る所に同作の登場キャラクターが描かれ、アンパンマンのオブジェと記念撮影できるスペースも。
現在は主に高松・琴平~岡山間を走る「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」として運行。子どもから大人まで幅広い層に人気を集め、昨年11月末までで5万4406人が利用している。
今回、「震災復興に取り組む被災エリアの子どもたちへ笑顔と元気を届けたい」との思いから4県での運行を企画した。同車両がJR東日本管内を走るのは今回が初めて。3月24日から宮城エリアを皮切りに、岩手エリア、福島・茨城エリアの計9線区を走行する予定。
宮城では、3月24日・25日・31日と4月1日に石巻線・東北本線の石巻~仙台間、4月8日・14日・15日に気仙沼線・東北本線の柳津~仙台間を運行。宮城・青森・岩手・福島・茨城・千葉の小学生以下の子どもと保護者計336人を公募で無料招待する。
応募期間は2月17日~27日。応募者多数の場合は抽選。3月24日には石巻駅で出発式を行うほか、4月7日に美里町で開催される「小牛田車両まつり」での展示も予定する。